【北京】中国のGWに紫禁城に行くと、こうなる
中国のGW、国慶節とは
全然知らなかったけど、毎年10月1日は中国の建国記念日でそこから一週間ほどゴールデンウィークとなる。国慶節と言われている。
今年2017年は、月を祭る中秋節という祝日にも重なり、10月の1日〜8日までの八日間という異例の長さらしい。
(中秋節は、お月見のようなもので中国旧暦の8月15日に当たる日に行われるため、毎年違う日に行われる。日本の十五夜のお月見もこの旧暦に基づき15。中国から広がり、アジア各国に今も似た風習がある。)
そんな時期にフライトを取ってしまい、世界最大人口を誇る国の人口最大都市である北京に来てしまった。
日本経済新聞によると、約7億1千万人の中国人が一斉に国内外を観光をするらしい。
710,000,000 人
えげつない.....やっちまった....。
国慶節に観光
初めての中国なので、普段がどれくらいの人混みなのかわからないけど、とにかくものすごい人の数。でも街の大きさも死ぬほどデカイので、密度は一部をのぞいてそれほどでもなかった。セキュリティのゲートなどをくぐる時は相当待った。
いざ故宮
北京に来たら絶対に行かなければいけないのは、故宮、紫禁城。英語だとForbidden City(禁じられた街)。
ここは中国の歴代皇帝の城。あの有名な天安門(毛沢東の写真のところ)が入り口になっている。
チケットを買おうと思ってネットで調べたら次の日の分は売り切れてしまっていたので、2日後のチケットを宿の人に取ってもらった。今回が今までの長い歴史で、初めての入場制限だったらしい。
当日昼、天安門東駅につくと外に出た瞬間から人がごった返していた。完全に人の数とゲートの大きさがマッチしてない笑
人混みが苦手な人は朝早く行くことをおすすめします...笑
並んでようやくセキュリティゲートを越えるとついにあの有名な天安門が見えて来た!
なんかディズニーランドに開園前に来た感じ。あのゲート前のところの。そんな雰囲気。
写真ではものすごい人の数に感じるけれど、正直難なく入場できたし、想像よりは人口密度は低かった。
ただ、国慶節に行く人、10月1日、2日は故宮に行くのは避けた方がいいと思う。自分は、3日に行ったのでそれほどでもなかっただけだと思う。
中に進んで行くと故宮への入り口が。
故宮博物館入り口。
圧倒的広さ!!
ここは、ネット予約が一般的で、外国人観光客は向かって[keikou]右側の外国人窓口に[/keikou]行って、パスポートを見せて、入場のための紙を発行してもらう。持ち物は、パスポートだけでOK!
あと天安門をくぐる前にお昼ご飯を買っておいた方がいいと思う。一度入ってしまうと、中では高いし、しっかりしたご飯は売ってなかった。それに観て回るのにかなり時間がかかるし歩くので、お腹が減ると思う。
入場ゲートをくぐるとついに見えて来た!
何だろう、このディズニーランドのエントランス感と千と千尋のトンネル感の混ざった感じ。
数日前に映画「ラストエンペラー」をみていたので、うおぉぉ本物だ!ってなった笑
この映画は最後の中国皇帝溥儀(ふぎ)がわずか2歳で皇帝の座についてから、袁世凱の登場や日本の満州国建国、収監などを経て、一般市民になるまでの波乱万丈な人生を描いた映画。中国のこの辺の歴史は複雑で難しいけれど、最低限の知識で理解できるよう作られているので、北京に行く前には必見。
大和殿。
その映画で、この大和殿が登場する。
ここは、溥儀の即位したところで、ラストエンペラーの王座がある。みんなそれを見るためにそこに集まる。
セルカ棒でそうやってやると見えないだろ後ろの人が!!
人混みかき分けて前に進む。
超荘厳なラストエンペラーの王座。
やっと前までしっかり見れた!と満足したところで、故宮を道なりに進む。
また違う皇帝の王座が。
高校の時に勉強した世界史の知識と観光案内を見て、少しは理解できてよかった。
荘厳だなあ、また王座かあと思って、この次は何だろう?と思って、さらに次に進むと
いや、長くない ??? (写真だと伝わりづらいけど、かなりの長さ)
似た宮殿、王座が並んでいた。写真で観たことがあったけど、実際に行くとサイズ感が予想以上。
これ、本当に長くて全部観るのに2時間くらいかかった。途中、狭い通路が一回あってそこで少し並んだくらいで、故宮が広すぎて嫌になるような人混みではなく思ったより快適に回ることができた。人混みよりも故宮が恐ろしく広かったため少しだけ歩き疲れた。
そしてこれを読んでくれいている人もそうだと思うけど、正直ちょっと飽きてくる。笑
故宮を出た後は、王府井大街という大通りを通って天安門東まで戻った。
日本でいう銀座みたいなところで、近代的な建物が並んでいる。ここ以外の場所は、首都である北京でさえも、歴史を重んじてか街は昔のまま使われている部分がほとんどだったように思える。王府井は、お土産を買うのにはいい場所。
王府井。
すごい人の数。そして道幅めっちゃ広い。と思いながら道の真ん中を歩いていると、
自分の足に水がかかった。
「ん?」
水の入ったペットボトルを持っていたので、それがこぼれたのかと思った。
キャップを閉めていたつもりだったけど、緩かったかな...と思い、足元を見てみた。
そしたら、それは水ではなかった。
自分の足に、
子供がおしっこをしていた。
小さな中国人の子供が我慢できなかったんだろ、その子の親がそれを手伝っていた。道路の真ん中で。
まあ、こういうことってあるよね。外国だし(^^)と心広く許す。
駅に着くと、夕方だったこともあってか駅に行列ができていた。
電車に乗るための列。長すぎる....。
電車に乗るためにこの列はびっくり。改札を通るのに20分以上待った。
宿に帰って、おしっこされた方の足を洗った。
中秋節パーティ
自分が泊まっていたゲストハウスで、中秋節(お月見)のパーティをするというので、声をかけてもらい、参加することになった。北京ダックやらお月見饅頭やら無料でご馳走をいただいてしまった。料理は本当に美味しかった!
ゲストハウスのホストとゲスト一緒にワイワイ。 みんな中国の各地から来ていて、東京のように上京して来ている人がほとんどだった。
自分は将来ゲストハウスの経営をしたいと思っているので、宿のオーナーと話をしたり、世界一周中のスペイン人夫婦とは、お互いの旅のルートについて話したりして盛り上がった。旅に出る前、毎週日曜日の夜は世界一周計画を立てる時間にしていたらしく、なんかそういうのいいな、と思った。
他にも色々なゲームをしたりして盛り上がった。この時期に来なければ味わえなかった楽しい時間。
中国GW注意点まとめ
普段がどれほどの人混みかわからないけど、国慶節に中国旅行に行くことになってもそんなに心配する必要はないと思う。デメリット
・航空券や宿代は普段よりも高くなる。
・中国人が大量に一斉移動するため、列車や宿の予約は早めにした方がいい。(と言っても、そんなに心配する必要はない。)
・2017年から故宮の入場制限スタート。滞在日数が少ない場合は、早めに予約を。
・人混みが苦手な人は、朝早くに移動開始すべき。
・人混みすぎて、子供のおしっこがかかることがある。
メリット
・お祭り気分が味わえる。運良ければ、お祝いパーティに参加できる。
・中国の色々な地域から来た人と話すことができる。
旅ブログは書いてみると、自分の文章力の乏しさがはっきりわかる。いろんなことがあったのに、なぜか淡々とした文章になる。アウトプットをガンガンして、文章力を上げていきたい。